カリキュラム(課程)
1 年次
理系基礎科目として、数学だけでなく、物理学、化学、生物学、プログラミング基礎など幅広い分野にわたる自然科学の基礎を学びます。
2 年次
代数学、幾何学、解析学、統計学の基礎を学びます。この期間に学ぶことは、数理科学のどの分野を研究する場合も必須となる土台です。長い歴史を経て成熟し、多様化と専門化が進んでいるのが数学の現状ですが、それゆえ広い視野を持つことは尚更求められます。
3 年次
引き続き、現代数学の基礎を学びます。代数学の基本定理を複素関数論を用いて証明したり、幾何学的不変量として代数学的な概念が現れたり、より多角的で統合的な知識が求められるようになります。暗号や数理ファイナンスなどの応用数学も勉強します。
4 年次
研究室に配属されて、卒業研究が始まります。先人の研究を徹底的に辿って独自の知見とするも良し、問題を見つけて計算して調べて自分の定理とするも良し。いずれにせよ自らの興味を掘り下げて最先端の研究に触れるチャンスです。