在学生の声

数学の面白さとその可能性 大無田 美沙(数理科学課程3年)

数学は基本的な公式を理解すると、関連する他の公式をたくさん覚えなくてもそこから自分で考えるだけで問題を解けるので好きです。例えば、三角関数の加法定理から必要な公式を導き、三角比を求めたり、面積計算のために積分したりできるので楽しいです。また、数学の問題は解き方が複数あることがよくあり、答えにたどり着く教え方も1つではないところが面白いです。そんな私の夢は、青年海外協力隊に数学教員として参加することです。なぜなら、海外では日本語は通じないけど、数字や数式は世界共通だから、数学を通して私にも何かできる可能性があると思うからです。必要となる専門的な数学の知識や英会話を学んで、他の国の子どもたちの教育に少しでも役に立てたらと思います。そして、帰国後には海外で経験したことを活かしつつ、数学を教える仕事がしたいです。そのために、教員免許取得に向けて、教職課程も履修しています。

 

数学は社会の基礎! 谷口 智哉(数理科学課程3年)

私が数理科学課程を志望した理由は、高校のときから好きな数学を大学で思いっきり学び、数学の教員免許を取得して高校数学の先生になるためです。高校の数学は公式を用いて問題を解くことが中心でしたが、大学の数学は定理や公式を厳密な定義から論理的に考えて、証明して導いていきます。これまで見たことない記号や抽象的な概念が多くて、最初の方は戸惑いましたが、自分でじっくり考えて証明できたときは本当に楽しいです。また、数学は現代社会の普段は日の目の当たらない部分で大活躍しています。例えば、スマートフォンで使っているネット検索や盗み読みされないための暗号技術は、数学に支えられています。「第4次産業革命」が進む中、大学や大学院で高度な数学を学び、数学的思考ができる人材が求められていると聞くと何だか誇らしいです。数学の先生を目指す人や社会に数学を役立てたい人が集まる数理科学課程で数学を学びませんか。

 

高校数学と大学数学の違い 辻本 優介(数理科学課程3年)

高校のときから数学が好きで、もっと専門的な数学を勉強したいと思ったので、数理科学課程への配属を希望しました。大学の数学は、高校までの数学と比べて抽象的になり、数や図形、関数が持っている性質の背景にある普遍的性質を調べます。例えば、「マイナス×マイナス=プラス」は「なぜマイナス×マイナス=プラスなのだろう?」というような、今まで前提として認めていたことに対して、「なぜ?」という理由を考えます。「中学校や高校でそのように習ったから」や「考えたことはありません」は通用しません。大学の数学は、徹底して自分で考えることが要求されます。しかし、この思考を繰り返すことによって、複雑な構造や現象から問題を分析して、本質を見抜く力が鍛えられます。また、答えの分かっていない問題に対しても粘り強く考え続けることができます。これから専門の代数学、幾何学、解析学、確率・統計学を深く学ぶことが楽しみです。